サルビアの花

これまた悲しげな歌だな…
刹那… でも綺麗なメロディ、そしてハーモニーだな。
作曲者の早川義夫さんは「ぼくは本屋のおやじさん」という本を出版され、店主でいらっしゃったという。
しかしほんとに何とも言えぬ、かなしい歌だな…

このうたまろさんは当時女子大生、三人のユニット。
こんなすごい歌を歌って…。
たぶんプロになろうと思えばなれたよ。レコード会社も、もったいないと思っただろうね。
でも本人たちにその意思はなかった。
いさぎいいというか、きっぱりしているというか、そんなエピソードもすごいと思った。

しかし切なさ、かなしさには、どうして美しさがあるんだろう。
嬉しい時はそれだけだけど、悲しい時は、それだけじゃない。いろんな思いやいろんな感情、その時だけでないものが積み重なって、かなしみ、できあがる気がするよ…

なんか物語があるよね、ほんの2、3分の歌の中に…
そして心が揺さぶられる。
ゲーンズブールは「音楽は2、3分で出来上がる芸術だ」と言っていたが。

いやいや、心揺さぶられることに時間は関係ないだろう。
揺さぶられた心、ずっと残るよ…

何も書けなくなるな…