Wake Up

こないだ、何となく書いてたんだけどね。

うん?

もともと原案はあったんだ。
それを全く何となくなんだが、まとめてみようと思った。
まとめるというより、書いてみたくなったんだな。
したら、なんかノメリ込んでしまってさ。

ほう。

原稿用紙に換算したら何枚になったろう…
とにかく何か勝手に進んじゃったんだよ。

ほうほう。

そしたら、アレッ、これ文学賞にイケるぐらいの枚数になる… こいつ完結させて送ったろかと思ったんだ。

へえ。

ところが!
そんな思惑を抱いたら、もう書くのがヤんなっちゃった。

あらら。
それはどういった心理かね。
なんか嘘になる、と感じた気がする。
で、思ったんだ。
ああ、誰にも読まれず、読まれないものを… ほんとに自分のためだけに書いてみたいってさ。

そうかい…。まぁ、読者には一向、何も関係ないことだね。
好きにするがいいさ。
ここは「70年代の音楽」だ。この曲は?

爽やかな歌だね。結婚していく女、それを見守る親…
家を離れていく情景、かな。生まれた場所を離れて。
なぜこの曲を?

なんとなくさ…