異常な平和

 池田晶子も書いていたが、北からミサイルが飛んできて、ああまたかと日常生活、何もなかったかのように暮らすということ自体、相当な平和認知症ということ。
 地震国であるニッポンで、あたかも必要ですとばかりに54基(!)もの原発をおっ建てて、その中で平和だ平和だとどっぷり暮らし続けているということ。
「曖昧な日本の私」。大江でないが、信念もヘチマもない。雲の中に霧散する。忌野でないが、死んでる方がまだマシだぜ。
 人間の尊厳。人を殺すなら自殺せよ。池田女史は云う。「生きることも死ぬこともできない」身近な友達が言った。何してる、何してきたんだろうなぁとおもう。呼吸はしてきたようだが。