感動。
感動とは?
感動するとは??
鳥肌。涙。
身体からの反応だ。
反応して、感動する、と言葉が言う。
後づけだ、言葉は。
理由も後づけだ。
「大ミサ曲」はいろんなものが詰まってる。
軽さ、重さ、やさしさ。厳しさ、哀しさ、喜び。
それが一曲になる。なっているのだ…
感情、うつろう心ってもの、一秒単位で変化する身体の中の…
身体は一体だ、でもこの中は動いている、さまざまなものが。
宇宙を思わざるを得ん…
黒く、暗いが、星、回ってるものがある。たぶん全体が回ってる、
この黒い空間も空間でなく、微細なものに詰まってる。
それはもう奇跡的なもので、こまかく、繊細で、微妙すぎて。
科学とかDNA、よくわからない。わかったとしても、その根源はわかるまい。
理解できるものじゃないんだ、永遠に。
詰まる、というと、キツイ感じもするが、その一つ一つは動いてる。
まるで余裕なく、ぎゅうぎゅう詰めなわけじゃない。
一つ一つが動いてる。
粒子、可愛く、素敵な、一つ一つの粒が。
暗い、黒い、全体としては、だからこれらの粒も明るく、光って見える。
すると、この暗い黒も、ただのそんなものでない…
色なんて、どうでもいいんだ。こんな表現をする言葉も。
呼吸をしていて、吸うも吐くも同じだと感じた。
吸う、吐く、これで一つだ。
ただ、死を想った。死は、そのうちの一つが失われること…
一つだったものが、そのうちの一つが、その運動、運動?を止めること…
一つの動きが止む。でも、その片割れ、一つだったものの、もう一つは、あり続けるという…
それは、たぶん元いた世界に帰って、そこで動き続ける、たぶん永遠に、「ある」という意識、「あった」過去、「あるだろう」未来、そんな時間も、それを意識するものも失くして…