Symphony No.36 C-major K.425 “Linz”

瞑想がうまくいかない時もある。
つい二、三日前だ、「あれ? 俺の横で、呼吸してる…」
「私」の(と思っている)身体の、顔の、すぐ横、右横で、「こっちがホントだよ」とでもいうように、それがあった。それが感じられた。

私は、自然必然、意識が右へ行った。
と、想い出した、ああ、いつか行った整体で、「背骨が、こう、ねじれてるんです」と言われたようなことを。
ちょっとした螺旋階段、とまではいわないが、そんなイメージだ。

ややっ、と思い、右の背筋?辺りを、心持ち後ろに引く… と、右の腰骨辺りが、「そう、ここ、ここ」と落ち着く感じがした。

目線を下に落とすと、これが「真っ直ぐ」であるように見えた。うん、曲がってない。
今まで、これが真っ直ぐだと身体が覚えていたような真っ直ぐは、どうも真っ直ぐでなかったらしい。

右胸を心持ち後ろに引き、しかし首は真っ直ぐに。
何十年か掛かって、真っ直ぐでない真っ直ぐに慣れてしまった身体が、自然矯正しようとしているらしい?
私は、なかなか楽でないが、身体がそう知らせてくれている。無視はできない。

新しい、というか元に戻るために… 変な「慣れ」に慣れる前の… それなりに時間はかかるだろうが、仕方がない。
うまくいかない、ということは、いつも何か気づかせてくれる…