恋愛は、ふたりで初めて成り立つようだけれど、それはミセカケ、カタチだけのような気がする。
ひとりと、ひとりによって、成り立つ、成就するもののような気がする。
つまり、「ふたり」というのは、幻想で、事実は、「ひとり」と「ひとり」だと。
ならば、「別れ」もないだろう。
ひとりとひとりであって。ひとつでなかったわけだから。
もともと、ひとつでなかったものに、「別れる」など、ありはしない。
というスタンスで、恋愛というものを営めば、すれ違いとか、わかってもらえないとかでなく、相手を尊重しあって、双方の生きている限り、別れのない恋愛関係が、でき得るように思えるのだが。