昨日、「ブルースカイ ブルー」を載っけさせて頂いた。
で、うちのツレアイにこの動画を見せた。「西城秀樹、すごいよ」と言って。
そしてこの歌の解釈めいた話になった。僕はこの曲の凄さに感動している真っ最中だったので、興奮して何か言っていた。
彼女は「これは不倫の歌でしょう」と言った。
不倫?── ああ、それで指輪がどうのこうの、だったのか。
僕はこの歌を聞いて、「大きな空」、あの青く澄んだ大きな空、その下で本気で愛せた人がいたこと、その人への情熱、せつなさ、その人との出逢いもあの大きな空が運んできてくれたものだった… そんなふうに感じていて、大きな、素晴らしい歌に感じていたのだった。
だが、彼女の解釈は違った。テロップで流れる歌詞を見て、これは不倫の歌だと、すぐに「分かった」のである。
僕は、ちょっと残念だった。大きな空に包まれる人間の歌、と思っていたのに、不倫の歌だなどと言われたら、なんだかチッポケな歌に思えてきた。
しばらく、なぁんだ、と、この歌がつまらなく感じられたが、しかしまた聴いてみると、やはり西城秀樹の声は凄いと思うし、メロディも美しい。
やっぱり、いい。いい歌だ。心が洗われる思いがする。
※ 追記… その後、何回か聴き返して、わかりました。
この曲、やはり不倫ではあります。でも、その彼女は死んでしまっています。つきあっていた彼は、その「旅立ち」を知り、青空を見るたびに、あの青空の下に照らされていた彼女のことを思い出す… あの空の下で、愛し合っていたことを想い出す… 若かった自分のことを想い出す…
あの空は、彼女を僕に連れてきてくれた。でも、もう彼女はいない。もう、二度と会えないところへ行ってしまった。彼女は、そこから来た、その場所へ、僕と出逢う前にいた、あの空へ帰ってしまった…
そんなふうに感じました。