知識

時に、「棄民思想」というのをご存知か?

ああ、読んで字のごとし。
民を捨てる考え、政策… 永田町ではこの言葉が平気で使われているらしい。国会でもこの発言をする議員がいるとか。
恐ろしい考えだ。
この国に産まれ、育ったというのに。国は捨てるんだ、われわれを。
政治家が舵取りをしているのなら、われわれは沈没する船に乗っていることになる。

地震や豪雨で、住む家を失った人たちがいらっしゃるのに、何年経っても仮設住宅…
二次災害として亡くなる方も多く…
民のことより、わが私腹。見え見えの嘘をつき、自分の立場ばかりを守ろうとする。
これだけの地震大国なのに、原発をどんどん稼働させ。
〇党だ×党だと言い合う前に、知恵、知識を出し合って、真剣にこの国のことを考えるべきなのに。
ほんとに恐ろしいのは、ミエミエの嘘がまかり通り、自分のことしか考えていない人間が堂々と手を振っていることだ…

サッカーや野球でも監督が変わるとチームがガラリと変わる。会社でもそうだ。
いくら個人プレイ、個人のレベルが勝敗を決めると言ったって、結局われわれは一人では生きていけないんだ。
われわれに、その意識があればの話だが。

スポーツでよく「リベンジ」という言葉が使われていたが、あれも恐ろしい言葉だ。
やり返すなんて。あんな言葉が日常的に使われていたら、やり返すことが普通になっちまう。

自分のことだけ考える、そんなことは本当には不可能なんだ、考えるということをよくよく見れば。
浅瀬でバシャバシャ遊んでるに等しい、本質を見ようともしないで、考えてるつもりになるなんて。

ところでこの曲は1976年… 「首が飛んでも血も出まい」、この歌詞は三島由紀夫のことを歌っているんだろうな。

社会的な歌といえば、ミスターチルドレンの「子どもらを被害者に、加害者にもせずに」云々、と歌う曲も印象的だな。
「死んだ男の残したものは」いろんな人が歌っている曲で、反戦歌でもあったものだ。日本にも、こういう歌があったんだよ。

人、人間、人類、そんな歴史も、だいぶヤバいところに来ているのは事実だ。
自分だけが良けりゃいい…
恥を知らないことが、どれだけ代償を払うことか。
つらい、つらいことだ。なによりつらい、なにがつらいって…
こどもたちのこと、考えた時に。
何千年もかかって、紡いできた糸が… 切れてしまうかもしれないことだ…