「三度目の結婚がいい」という話を聞いたことがある。
その人は、クルマに例えていた。
想像するに、
1台目は、一目惚れ。あるいは、思い込み。
2台目は、その経験を踏まえて、一緒に生活するとはこういうことだという学習の上に、実生活での自分に合う(と思われる)相手を選ぶ。
3台目は、理想も現実も『ない』ということを思い知った上で、もう、そのままの自分でやっていこうという割り切りから始まり、また、その相手は自分の思いやりを理解しそれに充足し得る人間であるという確固たる自信を自己の中でつくりあげた上で、その「3度目の結婚」に踏み切るのではないかと思う。