昨日、緊急の、部長による交通安全講話が行なわれ、ぼくらは別の建物へ移動していた。
その歩行途中、ぼくの後ろから、ぼくの脇腹へ、くすぐり攻撃をし続けたのがO君である。
ぼくは他愛もなく、ただ逃れようもなく、笑い続けるだけである。
ぎゃはははは…黙々と歩く人々の中にあって、なかなか恥ずかしい。
だが、止めることができない。O君が、柔らかい手で、たまらなく、くすぐり続けるからである。
O君自身も、顔を真っ赤にしている。
ぼくもヒーヒー言っていたが、O君もヒーヒー言っていた。なんとも、「笑い」しかない関係である。
今日は消化訓練のような行事が、定時で労働終了後に行なわれた。
その消化訓練終了後、バス・ターミナルに向かう途中、O君にT君が加わって、左右から、ぼくはくすぐられ、悶絶していた。
そもそも、ぼくの「ワキの甘さ」を最初に突いてきたのは、Sさんだった。
Sさんは今も、隙あらば、ぼくの脇腹へ、触手を伸ばそう伸ばそうとしている。たまに、上司であるIさんさえ、攻撃してくる。
つまり、ぼくはけっこう弄ばれているわけなのだが、それでとても嬉しがっている。