観に行ったことはないけれど、東京キッドブラザースのミュージカル音楽を聴いている。
よく聴くごとに、味があるどころか、時代をこえた人間の声が、強く心に入ってくる。
1960年代なのだろうか。
ベトナム戦争だとか、日本では安保反対だとか、よく分からないけれども、何か時代が、ほんとに動いていたような気配、空気が。
今も、きっと動いているのだろうが、どうにも、動き方が、奇異だ。
なんでこんなヨノナカになってしまったのだろう。
なんでこんなジブンになってしまったのか、というべきか。
ただ、失いたくない。
ラヴェルのボレロに見た、あの根拠なんかない熱さ。
普遍性なんか知らない。
でも、感じるだけでいい。
「芝居をやってる時が、ほんとの自分。日常生活が、私の芝居。」
大きな声で、はっきりと、口にしていこう。