朝起きたら頭が痛い。寒気もする。
二日酔いか?いや、350のビール、3本位で、それはないだろう…
腰が重い。あまり起きたくなかった。
ぎりぎりまで寝てたら、家人がご飯を炊いてくれた。
なんとなく味噌汁とかと一緒に食べて、また少し横になる。
─── 行きたくないなぁ、仕事。休みたいなぁ。
眠かった。
まぁでも行くだけ行ってみよう。ダメそうだったら、すぐ帰ってくればいい。
電車の中でもウトウト。会社バスの中でもウトウト。
肩こりも、相当なものだった。あいかわらず手首は痛いし…
ロッカーで着替えて、ふらふらと職場へ。缶コーヒー買って飲んだら美味しかった。
とりあえず休憩所。
なんか気持ち悪くなってきた。黙って座ってたら、またウトウトした。
チャイムが鳴って体操。「今日も一日頑張ろう」
─── 頑張りたくないなぁ。
ラインに着いたら、エンジンが横へ動き始めた。
ん、このエンジン、どの部品つけるんだっけ。
おっと、なんかよくわかんないけど、なんかオレの手、動いているな。
… 早退のもくろみはどこへやら、けだるい感じのまま仕事を続ける。
一種の、忘我状態だろうか。頭は痛いし…
でも、不完全な体調が幸いしたのか、適度に力が抜けて、なんだかイイ感じのような。ということさえ考えられず、半分壊れたロボットみたいになっていた。
私に作業を教えてくれる人と、ちょっとしゃべって笑ったら、体力がさらになくなった気がした。
で、黙々と仕事をすることになった。
昼休憩に入り、ざるそばとおにぎりをお盆にとる。
売店でリポビタンDを買ってしまった。(気やすめだよね)
また休憩所へ向かう途中、歩きながら同じ職場の人と話す。
「ぼく、今日、疲れ、ピークみたいです」と言うと、「あぁ、ぼくもです。」
見ると、彼もかなりダルそうに歩いている。
なんやかんやで順調(?)に今日の仕事が終わる頃、「かめさんは早いよね、やっぱり」と後ろで声が。ん? オレ?
「明日から、もう1人でやれるでしょう」エッ!?
オレ、壊れかけてんだけど…
親しくしている上司に、「おかしいじゃないですか。やばいですよ」と抗議する。
するとその上司は、何がやばいんですか、と笑い、「そりゃ~おかしいですよ。でも、いい意味でおかしいから、いいんです。」
この返答に、笑ってしまった。ウヒャヒャヒャヒャ…
…… もっと壊れろ、ってか?