「ラジオ深夜便」のこと

 去年の夏頃から聞き始め、もう一年。

 私の「深夜便デビュー」は、後藤さんがアンカーをつとめていた時だった。まぁそのユーモア、ダジャレにはド肝を抜かれたものだ。

 最近では、「スーパーに行ったら、桃が沢山並んでいました。桃だけあって、ピーチピチな新鮮さで、いい色をして…」という感じで、聞いていて一人で爆笑。

 こないだは、「スーパーでは、ナスが14本入って480円で売っていました。ナスはいいですね、焼いてよし、煮てよし、炒めてよし。もう、なすがまま、ですね!」

 素晴らしいセンス。こういうダジャレを言える人、大好きである。

 また、中村さんの時も面白い。後藤さんは大らかな、包容力のある明るい声で番組を進めるが、中村さんはどことなくクールで、淡々と進行するように見える。でも、やっぱりユーモアがあって、ふっと笑わされる。

 この「ラジオ深夜便」、オープニングの曲もいい。フルートとハープ(?)の優しいメロディ。「世界の天気」のときのBGMも、いかにも「世界」というか、落ち着きながら広がっていくリズムで、やはり大好きだ。

 聞き逃しても、ネットのらじる★らじるで再放送が聞けるが、やはり深夜に聞くのがいい気がする。夜な夜な、ミニラジオを枕の横に置き、じっと耳を傾ける。もちろん、こちらの嗜好で、面白い時もあればそうでない時もある。

 そして問題は、寝不足になることだが、眠れない夜には助けられることも多い。