いやもうちょっと続けよう… おとといの話を!
面白かったのはダンディーって何だ、という話だった。ダンディー。ムラカミのハルキさんが、吉行淳之介さんはダンディーだった、と書いていた記憶もあって。吉行さんは家族と顔を合わせる前も、自室でヒゲを剃って身を整えていたという。
それは果たしてダンディーなのか?
ダンディー… 友人は友人で誰彼かなと言い、うちの彼女は「ミギーはダンディだった」と言い(寄生獣の)… 私はプロレスラーのニック・ボック・ウィンクルと言い… 誰も知らなかった… が、結局衆口一致したのは「木枯し紋次郎」だった。日本人なら、の限定で。「寅さん」もダンディだった、とか。要するに一匹狼的で、芯があって、でも情があって…
外国人だと、ダンディーにけっこういとまがなかったような。だが、ハンフリー・ボガードと言えば「背が低い」だの何だのクレームがついた。ムンクの描いたハンス・イェガーの肖像画というのがあって、あれをイメージしたのだが。
セルジュ・ゲーンズブール? あれはダンディと違う、と却下され…
「子連れ狼」の「チャン」、大五郎か、ベビーカーに乗ってたような、あの子はダンディだった!とまたうちの彼女が突拍子もないことを言った…
だが結論は出なかった、これぞダンディ!というような人の。
しかしダンディ、その言葉から来るイメージ、もちろん一人一人違っていて、面白かった。