ネットに支配された一人間として思う

ニーチェは言った、「私は人間について考えているのだ」。
人間のことを考えている── 自分の言葉で、それを書いている、そういうブログや投稿になかなかお目に掛かれない。
これだけ沢山の人がネットに自由に書けるというのに。
アフィリエイトや自分のことだけ… いいね稼ぎ、PVばかりを気にし… 「これは読まれない記事だった」となれば、もうそういう内容は書かなくなって!

みんな、かどうか知らないが… そりゃみんな同じような内容になるわな。

そりゃ俺だって読まれたいよ。でもそれで、だからってどうなる?って思うよ。
単なるバカみたいな自己満足! 馬の骨にもならぬ、自分だけの!
しかもそれでどうなるってんだ?

そりゃ表向きにはなるよ、言葉は表にできてんだ。
でもだ、でもだよ、その言葉を作ってんのはてめえ自身なんだよ。
それは、言えば裏だ… 表がありゃあ、裏が!

ところが、その「自分」、こいつがぜんぶをつくってんだ…
この世界、おまえがつくってんだ… ひとりひとりの、おまえが! おまえが! おまえが!

おまえの世界なんだよ、土台は… そこには他者もいるだろう、不特定多数だネットの世界じゃ… でもおまえの世界なんだよ… ひとりひとりの、てめえがつくってる世界なんだ!
それをないがしろにして… 他者に迎合して… 受けを狙い、こうすりゃいいねが付いた! PVが増えた! そんなことばかりに囚われて…

自己どうしの関係なんだ。
ひとりひとりの、自己どうしの関係なんだよ…

その肝心な自己をおざなりにしてどうするってんだ…
ろくでもない世界が出来上がるよ。
もう充分できあがってる…

畜生、いいね稼ぎの乞食どもが大手を振ってまかり通る… くそったれの世界だ!