昨夜、ずいぶん久し振りにコメツキバッタを見た。
仰向けにさせると、うなじの部分を直角的に「ピコッ」と動かし、その反動で起き上がる、あの虫である。
うちの玄関前を散歩していた福(飼い猫)が見つけた。チョイチョイと、軽い猫パンチを受けたコメツキバッタ君だったが、無事にどこかへ飛んでいった。
こないだは、クワガタ嬢が玄関前に転がっていたことは、このブログに書いた。
その後のことを書けば、クワガタ嬢は3日くらい、家の、花の植えてあるプランターに逗留した。
びわ、りんごを食した。体力が回復したのか、いつのまにかいなくなった。
コメツキバッタは仰向けになっても自分で起き上がれるが、クワガタやカブトムシは、それができないらしい。
何も掴める物がない場所で一度仰向けになったら最後、無意義に手足をバタバタさせてもがき、そして体力を消耗させて死んでしまうという。(なんか自分を見てるみたいだナ)
飼い猫や近所の犬には、ぼくはよく話しかけるが、虫には、なかなか話しかけにくい。
クワガタ嬢には、「おい、元気か」と言うくらいで、他に何も話すことはなかった。
昆虫類より、哺乳類のほうが親しみ易い。自分が、その種族だからだろう。
さらにその種の中でも限定される、人間というもの。
たまたま生まれてきたこの時代。仲良くやっていきたいものである。