サッポロ・ラガー、赤星の缶ビール考

 読者にとってはどうでもよい(と僕には思える)が、自分にとっては重大、と言っていい話。

 歩いて40分位のところにあるスーパーマーケットへ。そこには、家人の好きな「フンドーキン」の麦味噌があるのだ。で、買いに行った。

 いつも利用している駅前のスーパー、もうちょっと歩いて行くスーパー、この二軒がメインで我が家の食事は回っている。このうちの一軒に、赤星の缶ビールが置いてあったのだが、ついに無くなった。うん、期間限定とかPOPに書いてあったから、やむをえなし。もう買えない、買わないで済むや、と経済事情的にヨシと思った。

 だが、この最も遠いスーパーに、赤星の缶ビールがあるのを発見した、知ってしまった。

 黒ラベルより100円位安かった。6缶パックが。いや、しかし重い。これをリュックで40分歩くのはキツい。

 喉から手が出そうになったが、断念した。あきらめた。美味しいんだよな、サッポロの赤星…。

 いやぁ、しかしあのスーパーにあるのか。ずっと置いているんだろうか、うーん、冷蔵棚にはなく、通路に「おすすめ」みたいに他のビールと一緒にケースの上にあっただけだったが。

 ほんとにどうでもいい話(たぶん、きっと僕には、こんなことよりもっと、何か違う話を読者…が居たらばの話だが…と共有、自分もそういうものを書きたいと思っているらしい)だが、6缶パックは1100円位するのだ。

 350ml。一日、2缶空ければ、三日でなくなってしまう。たった三日で。

 いくら美味しいといっても、これは贅沢すぎる。まして、飲まなくったっていい物、といえば、いい物なのだ。

 美味しいって、罪だよなぁ…。罪にしているのはこのオレで、このビールに罪はない。オレが罪だ。

 ほんとに美味しいんだよな、赤星。