宇宙人の遺体

 へえー! おもしろいなあ。

 ナスカの地上絵付近で発見されたらしい。

 CTスキャンやらX線検査を、メキシコの海軍の研究所がしたんださ。

 その結果、骨格、頭蓋骨、これらが接合された形跡がないという。確かに一つの骨格から成り立っていて、人造的な、作られた、組み立てられたものではないという。

 いやあ、面白い。ナスカの地上絵は、やっぱり宇宙人がつくったんだな、笑。

 だって空からしか見えない絵を、昔の「人間」がつくれるわけがないもんな。

 今の人間が知っている歴史、そんな歴史より、よっぽど知らない歴史のほうが多いだろう。

 とすると、人間をつくったのも宇宙人かね。この星では、こいつら、どんな成長の仕方をするだろうって、実験的につくったのかな。

 いろんな星で、そんな「試し」が為されているかもしれないね。ここの星の場合、いよいよ自滅の道を辿っている、とか。あっちの世界から検証していたりして。

 面白いなあ。でもけっこう、ホントのことかもしれないな。

 ホントのことを知ったからって、どうなるって?

 そこから、きっと始まるものがある。価値観とか、ものの見方、「人間」の歩み方がきっと変わってくる。始発点から始まっているんだから、その点を知ることは、…始発電車の進むレールも、きっと変わってくるんじゃ。

「試されている」、そんな感じはいつもしていたけれど。

 それが宇宙人さんのわざだったにせよ、神さんのせいだったにせよ、どうでもいい。よくないか。

 何ものかに、試されている。このことは、よく感じるよ。人類として。その一員である個人として。