乾電池を回収ボックスに入れる往復のデート

 ああ、楽しかった。

 奈良市では、ごみ収集の際、乾電池をどうすることもできない。市役所とか特定の場所にある「回収ボックス」に入れなければならない。

 蛍光灯、電球もそうだ。これは市役所?の担当課に電話して、いついつに、そこそこに置きます、みたいに事前連絡をしないと回収してくれないらしい。

 他の地域はどうか知らないが、だいぶ前に川崎市に住んでいた時は、何でも捨てていいような感じで、特にそんな指定はされなかったような気がする。環境問題的に、もう厳格になったのかしら。

 インクのカートリッジは、どういうわけか近所の郵便局に回収ボックスがあるという。ほんとにパソコンで調べないと、どこにどんな回収ボックスがあるのか分からない。

 というわけで、往復45分位? ボランティアセンターだか何だかへ、乾電池を捨てに行った。捨て、ではないな。

 家人と一緒に歩くのは滅多になく、秋のさわやかな風の下、なかなか気持ちよかった。

 私は、ブログではやたら考えているけれど、人前ではそんなキムズカシイ人間ではない(つもりだ)。エッチなことばかり言っている、家人の前では。単なる助平である。そして、おしゃべりだ。youtuberの「むるおか君」はこんなことを言っていたとか、日本ハムの新庄監督はこんなところがスゴイとか、頭に浮かぶことをベラベラ喋っている。

 ところで、その乾電池回収ボックスのあるセンターでは、「フリースペース」があるらしい。飲み物代100円払えば、誰でも入場できて、誰とでもおしゃべりできる?みたいなスペース。

 昨日の回覧板で見た。

 ちょっと興味をそそられた。半ひきこもり的な自分は、家人以外と会話をしないからだ。

 でも、今日そのセンターに行ってみて、スペースは見ていないが、何となく淋しげな雰囲気だった。交流の場所というのは貴重だけれど、はたして人がいるんだろうかという…。

 受付の事務室の中にパソコンに向かう男性が一人見えただけで、館内も静かすぎた。賑やかなのも困るが、静かすぎるのもちょっとコワイ。

 フリースペース。ご老人が多いイメージだが、実際はどうなんだろう。

 自分の世界に引き籠もるのもいいけれど、たまには人と接したい…。