明日でもう一週間が経つ。信じられない。
10日に報せを受けて、12日に板橋に行った。夕食会。
13日、お葬式。初七日?も合わせてやったと思う。火葬場にも行った。兄と二人で、タクシーで帰って来た。お姉さんも、遺骨になって、一緒に。
14日、11時15分頃に家を出て、板橋駅に行き… 奈良に帰って来た。
そして昨日、ちょっと英子と口喧嘩みたいなことになって、でも伝えたいことは伝えられて、何となく和解して寝たんだっけ。
そして今日が16日か。
うん、正確だ。日にち、時間は正確だ。夕食会の後、みんながいなくなって、兄とビールを飲んで。ドストエフスキー、椎名麟三の話、面白かったなあ! お兄さんも本気で笑ってた。
次の日は、もう疲れていて、二人ともさっさと寝た。萌子ちゃんが夕方来た。いろんな話ができた。
そう、元司くんも立派になった。ほんとに立派になった。上背は僕と同じ位だが、堂々として、ニコニコ(ニヤニヤ?)して、25年前と、ちょっとはにかみながら笑うところ、でもチャンと、しっかりしているようなところは変わっていなかった。
いろんな人、といってもお姉さんの兄弟、元司くんの家族、萌子ちゃんの家族、…ぐらいとしか会っていないが。
子ども達が、遊んでくれたのが嬉しかった。まだ俺、子ども達と遊べるんだ… 朔太郎君、しゅうじろう君、しんざぶろう君。まもる君。
お葬式の時、「キレイドコロが来るわよ」みたいに萌子ちゃんが教えてくれたが、確かに綺麗なひとがいた。あのひとは、誰だったんだろう?
元司くんが、「充くんは…」って呼んでくれるのが嬉しかったなあ!
「叔父さん」でなく。お姉さんが、きっと「充くんはね、」とか僕のことを言って話すのを、元司くん聞いていたんだろう。
そう、名前で呼ぶのがいいよな! おにいさん、おねえさん、おかあさん、おとうさん… そんな「立場」になる前に、一人の、一つの、名前を持つ人間だったんだから。いや、どんな立場になっても、それは変わらないんだと思う。何より、ややこしいよ、僕にとっては「お兄さん」だけど、元司くん達にとっては「お父さん」。