スーパーへ行った。
三軒、回った。その三軒目のスーパーに入り、そこでしか使えないカードのポイントが500円分貯まったので、その自動機械機で交換をする。カードを置いて下さい、という所にカードを置き、「ポイント交換」の画面をタッチ。
広告の品の生姜やらバナナやらをカゴに入れ、いざレジへ。
いつかも書いた、ちょっとやる気のなさそうな、マイペースで仕事をするタイプと思しき婦人のレジが空いていたので、そこへ。(でも「暑いですねえ」とか話し掛けてくれる婦人だ)
「〇×円です」
はい。財布の中からカードを取り出そうとした。
だが、ない! いつもそこに入れている所に、そのカードがない! さっきポイント交換して、あの時カード置き場に忘れてきたか…
焦った。現金払いもできたが、あのカードにはまだ3000円位入っている。うわ、やべえ…
「アレッ!」思わず声が出て、慌てて財布の中をごちゃごちゃやっていたら、「これじゃないですか?」とくだんのレジの婦人が指をさしてくれた。
そう、私の財布のカード差しの所、5枚位、頭だけ見えて差し込める場所があるのだが、そこにあったのだ。
よく見てくれていた!
いつもは小銭入れの後ろにこの店のカードは入れてある。それなのに、どうしてかカード差しのところに入れてしまっていた。あのポイントの時だ。
「あっ!」心底ホッとして礼を言った。レジの婦人は、私をまっすぐ見つめながら、本気で大笑いしていた… その笑いにつられて私も大笑い。
カードの支払いが済んで、またそのカードを財布にしまう時、「さっきと違うところですよ。大丈夫ですか」と指摘される。
あ、大丈夫です大丈夫です。ありがとうございます。
いつも、小銭入れの後ろ側に入れているのだ、このカードは。
いやしかし、なんか楽しかったな…。
けっこうお店は混んでいたのに。どうもすみませんでした。改めて、どうもありがとうございました。