承認願望

 自分を認めて欲しい。

 動画にせよブログにせよ小説投稿サイトにせよ…「自分」を表し、そこから見返りを得たいとすること。

 僕にもそんな心理がある。

 この心をなくしたい。

 人がどう思おうが、僕は僕だ。

 僕の書いたものを、人がどう思おうが──そんな「人の目」なんかに囚われまい。

 というのも、僕はずっと「人」(他者が自分をどう捉えているか)に重きを置き、人から見える自分自身をまるでホントウの自分自身と思い、そこから自分を立たせてきた──だからそれによって倒されてもきたものだからだ。

 だが、そんな「他者の目」も、自己の頭がつくった幻想、思い込みのようなもので…それをホントウのものとしたかった自己があったのだ。

 人の目を気にする、それは人間の生来の性能で、過剰にならぬ限り悪いことではない。

 ただこうして文を書いている時は、自分自身と向き合える限り向き合っていたい。そこに、イイカッコしようとかイイコトを書こうとか、他者の目はできる限り内に入れず、自分自身と正直に向き合っていたい。

 こんなこと書いたらPV数が、とか、良い人間に思われないだろう、とか、そういったものに囚われず、真剣に自分に向き合って書いていたい。

 でも、なかなかその境地へ行けない。

 そこへ行くことが自分の望みなのだけど…