いのち…
ともしび。
生命には、灯があるって。
… それが弱まったり強まったり。
身体の中にあるものだけど、
この身体を外からも支えているようなものが。
あ、この ともしびが消えたら、おれ死ぬんだなって。
こいつは、弱まったり強まったり。
生命力… のようなものかしら。
これは。
何かどうしようもない、あるもの。
あるのは、そこに感じるからで。
火のような、そんな、強くない、
灯、という形容がふさわしいようなもの。
ローソクの火?
ああ、いのちって、やっぱりあるんだ、と思った。