やぁ、暑い、暑い。
タバコを買いに行く。そしてその他諸々の食料などを。
往復1時間も歩けば、それなりに汗をかく。暑いのは、もうしょうがない。
蒸し器の中にいるような感じで歩いていると、この夏、この暑さを乗り切れるのか、という気持ちになる。つまり、不安という気持ちに。
これも仕方のないものだ。どこにいたって、何か考えて、不安になるんだ、私ゃ。
タバコ屋のお姉さんはいつも感じが良い。買ってくれるのが嬉しいのか、僕と会えるのが嬉しいのか(んなこたぁない)、どうもありがとうございます、と素敵な笑顔でいつも言ってくれる。
で、こちらも、どうもありがとうございます、と言う。
目を合わせて笑い合える、ありがたい場所がタバコ屋である。僕にとっては。
この頃は、スーパーマーケットなんかでも、レジの人にありがとうございましたと言われた後、僕もありがとうございます、と言うようにしている。
丁寧な店員さんだと、僕がありがとうございますと言うと、もう一度、ありがとうございます、と言ってきたりする。ありがとうを言ってくれてありがとう、という感じで。
ぶっきらぼうな店員さんだと、いらっしゃいませもありがとうも言わない場合もある。そういう人にだと、こちらもちょっとありがとうを言いにくいが、なるべく言えるようになりたいと思う。
なるべく、笑顔で。
そうした方が、なんだか気持ち良い気がするからだ。
埼玉に行った時、ほかほか弁当を買ったのだが、最初は特に無表情な感じの店員さんが、僕がニコニコして(マスクをしてたけど)受け取る時、ニコニコ笑ってくれた、気がした。
僕は「のり弁当」が食べれることが嬉しくて、自然に笑顔になっていたと思う。また、それと同時に、その店員さんもニコニコしているのを見て(なんで彼女がニコニコしていたのか、ほんとの理由は知らないけれど)、こちらも嬉しくなった。
何か、こちらが自然とニコニコしていると、相手もニコニコしてくれる、そしてこちらもまたニコニコするという、そんな場面がよくある。
きっと、作り笑いでもいいのだ。笑う、ニコニコする。これがいいのだ。
頭がおかしい人、と思われぬていどに。