ブログの置き場所(1)

 amebaブログに書くことも考えた。というより、憧れた。ここに書けたらなぁと思った。だが、どうしても僕には明る過ぎた。印象、イメージの問題だが、書き手が皆明るく、前向きで、ページの装飾も凝っていて、華やかな感じがした。この印象が大きく、自分の書くものはここにはそぐわない、としか思えなかった…

 もうなくなってしまったけれど、「ウェブリブログ」みたいな(15年位前の)シンプルな形式がよかった。

「livedoor」、「はてな」も見たが、何かピンと来ず、字体とかレイアウト、全体的に呼ばれている感じがしなかった。ここに書こう!という手ごたえのようなものが…。

 大体、いろいろ見て、しっくり来る感じ、「ここしかないか」と思える場所がなかった。

 小説投稿サイトも同じで、「なろう」や「アルファポリス」やら色々あったが、あ、ここなら!という手ごたえを感じたサイトに投稿するのが一番よかった。同じ文章を書いても、読者の傾向、書き手の傾向がサイトによって全然違うから、読まれ具合も全然違った。

 そのサイトの持ち味(そこに集まる人たちによって作られる雰囲気のようなもの)に引っ張られて、また自分も書けるという、そんな居心地の良さもあった。いかにネットで、人の顔は見えなくても、パソコンの向こうにいる人がリアルに見えた。

 ちなみに「ノベルデイズ」というサイトだった。あれはありがたいサイト… ありがたい人たちがいてくれたサイトだった。まだ辞めてはいないから、また不意にあっちでも書くかもしれない。

 小説投稿サイトにも「エッセイ・日記」といったジャンルがあって、ブログと同じように利用できる。でも、どうしても「このサイトに集まった人たち限定」感が僕は気になり始めた。どこに行ってもそうだろうとは思う。が、語弊はあるが一つのサークル感、この感じからちょっと抜け出たい、別の場所で書いてみたいと思った。

 その場所によって自分の書く内容にも影響がある。何か限定された空気の中(僕が勝手に感じていた)では、僕の書く仕方にも、限界のようなものが感じられた。

 結局、前述したようにシーサーブログ、FC2とかも見たけれど、どれも自分には場違いに思えて、ワードプレスに落ち着いている?感じだ。

 これもけっして書き易い、使い易いわけではないけれど、さしあたって自分でレイアウト等を作った(既存のものから選択した)。機械の苦手な自分がよくこんな、一応読まれる形にできたものだと思う。

 でも、やっぱり納得できる形ではない。もっと読み易い、読まれ易い形のイメージだけはあるが、実際に形にするのは難しい。そんな型式、形式づくりにまた時間をかけて試行錯誤するより、内容である文章、記事を時間をかけて書きたいと思う。

 妥協できる範囲内、最低限はクリアできているから、たぶん毎日この形で書けているんだと思う。

 現実世界の自分の居場所も難しいが、自分が書いたものの置き場所も難しい…。