会社からの封書

 昨日、届いた。
「経験者の皆様に過去の経験と技量を活かして頂きたく、満了後に送付いたしました「はがき」での再赴任期間が終了した方々を対象に、改めてご案内をさせて頂きます、云々。」

 面接不要。7月~9月に赴任すると、特別手当10万円支給、とも印字されている。

 今年の2月に満了後、「『はがき』来なかったよ、と友人に話すと、「えっ。ということは、かめさん、評価Aじゃなかった…?」と言われて、いささかショックだったけれど、またぼくはあの会社に行くことになるのだろうか。

 あまりシゴトはまじめにやるもんじゃない、テキトーでいいんだ、と思っていたつもりだったけど、自分なりにけっこうまじめに取り組んでいた。

 結果、このシゴトのやり方は危ない、というところから、それを危ないとしない直属の上司との関係が、ギクシャクしていたのは事実だった。

 なんかもう、シゴトなんかしたくねーなー、だいたいヨノナカ、どーだっていいんだろうなぁ、てめーのシュッセだけ考えてりゃ、と、半ば「労働」に対して自暴自棄な余韻を暖めながら、約4ヵ月、無職でいる。

 しかし封書、嬉しかったナ。
 結局、「評価」を気にしてる、小さな小さな自分がいる。