ブログという場所

 ワードプレスを使い始めたのは、アフィリエイトが目的だった。

 読者に、ぜひ読んでほしいという本、音楽(CD)を紹介し、その記事に貼り付けた「僕のオススメ商品」(本やCDですね)を読者にクリックして頂く。するとアマゾンや楽天などに飛んで、「僕のオススメ商品」が購入できます、という具合。で、読者が購入したら、その何%かが僕のフトコロに入るという仕組み。

(これで少しでもモウケよう)と思ったのは、家人が頑張って働いているのに自分だけノウノウとしていてはイケナイという、そんな思いからだった。

 しかし、そんな簡単にモウカラン…というか、やり始めた時から「ムリしてるなぁ」と思った。正直、心臓がドキドキして、何か悪いことをしている気になった。

 僕は自分のために書いている、書きたいと思っているし、感銘を受けた本、素晴らしい音楽があったとしても、わざわざ「これで買えますよ!」と貼り付けなくても…と思う。買ってほしいなんて、本気で思えなかった。

「こういう本があります、自分にとってこの本は…」と、書けるだけで充分だった。あとは読者の黄金権、ほんとに僕の記事を読んで興味をもってくれたなら、ひとりでにアマゾンで買うだろうし── 何より僕は、「こういう考え方がある、生き方がある」ということを、自分の記事にできれば充分だった。

 買って頂くにしても、安い方がいいに決まっている。お金を払って買う、そんな重要な作業を、こっちが「広告」を付けて、これを買って下さい、みたいになんか言いたくない。

 アマゾンの審査に通らなかったから、やたら送料を取って高値の、楽天の商品ばかりを貼り付けることにも、イヤな気持ちになった。

 まかり間違ってモウケていたとしても、やっぱり悪いことをしたような気持ちに苛まれていたと思う。

 この時の「悪い」は、僕自身の今までの生き方、全然かっこいいものではないけれど、僕という性質、生来の本質(みたいなもの)に反する… という、要するに自分にウソをつくような… かなりのムリを自分に強いること(に慣れていないこと)に由来する。

 アフィリエイト目的でブログをやろうとしていた時、僕はひどく憂鬱になった。自分の書く場所なのに、知らない人の家で書くような、…書いていても、なんだか他人行儀で、不自由だった。つらかった。

 ワードプレスにはレンタルサーバーというのが必要で、僕は「コノハウイング」というのに入ってしまった。最長の3年プランで、もう一括で支払い済みだが、毎月の使用料金に換算すれば500円位だったと思う。(ナントカキャンペーン中だったので安かった)

 1年にすればよかったなぁと思うけれど、この「サーバー」がなくなったら、僕のブログはどうも「土地」を失うことになるらしい。

 このサーバーという土地の上に、僕のブログは家として建っている…らしいのだ。

 ということは、3年後、このサーバーと解約した場合、このブログはどうなるのだろう? 家もなくなるのだろうから、いよいよ誰にも読まれない、この存在さえ気づかれない、浮遊霊みたいになるんだろうか。

 まぁ、それは三年後に考えよう。

 なんだか長くなりそうだから、また項を改めて、ブログと自分のつきあい?について思ったことを書こう。そんな、たいしたことではないけれど。