殺生

 虫だって、殺せばイヤな気持ちになる。それなのに、どうして人を殺めることができるんだろう。

 ぼくだって、こいつ、いっぺん殺したろか、と思ったことはある。でも、できなかった。

 衝動的な気持ち。その気持ちと、そいつを実際に行動に移す、この「間」にいることができただけだった。

 子育てだって、大変だ。(いきなり話が変わるが)

「自分の子どもを殺しちゃう人いるでしょう、ああいうお母さんの気持ち、わかるわぁ」と言っていたお母さんもいらっしゃった。

 こういうのって、ほとんど紙一重の世界なんじゃなかろうか。一線を越える、その一線の。

 その一線を、たやすく越えられるというのは、どういうことなんだろう。

 誰でも、ブッソウな感情を抱く瞬間があるとして、それをほんとにしてしまう、そうさせるものは何なんだろう?

 いやしかし、こうも暑いと、なかなか思考が働かない。と、暑さのせいにしてしまえ。

「太陽のせいだ」。そう言って、人を殺めた小説もあったな。カミュだっけ。異邦人?

 昨日は歩かなかったから、今日は歩くぞ。

 ブルースカイ ブルー、time on my side。空と地を見つめるぞ。