最期に

 最期の、だからたった一つの望み。
 好きなひと、一緒に生きた、何年も一緒に暮らしたひとと、一緒に死にたいネ。

 いや、それ以外、特に希望はないなぁ。
 でも彼女のほうが年上だから、順調に行けば彼女が先に死ぬことになる。

 ひとり残されて、寝たきりになって、今までのことをにんまり想い出しながら餓死していくのもいい。
 にやにやしながら、死んできたいんだよな。