今日という一日

「明日の朝、ぼくの目が覚めなかったら、今日が最後の日になってしまう…。だから悔いのないように、今日という日を大切に生きたいんだ」

「うん、いい心掛けだと思うよ、今日がいつも最後の日であるように生きよ、という格言もあるくらいだからね」

「………」

「どうしたんだい?」

「どうやって生きたらいいのか、見当もつかないよ」