書き進めれば、(小旅行話の続き)某すかいらーくチェーン店にも行った。
日替わりランチ。
税込み540円くらい、しかしハンバーグ、コロッケにサラダ、ライスにスープもついて、思わぬ美味さ、コスパの良さにびっくりした。
ふたりで1000円ほどで昼食を済ませ── わたしの大好きな「珈琲館」へ。
「本日のサービスコーヒー」を頼む。
一杯、税込み500円である。
やはり、美味しかった。
そして珈琲館は雰囲気がいい。
ウエイトレスは丁寧で、しっかりしているし、広々とした店内、昼下がりの、一日の半分以上が過ぎた、一種のけだるさのようなものも心地良い。
飲んでいる時は、ただ飲んでいるだけである。
すっ、とコーヒーが口から喉を通り、入っていく。
そして飲み終える。
ああ、美味しかったと思う。
だが、それだけで終わらない。
ああ、また来たい。
また飲みたい、と思うのだ。
美味しいものは、あとから来る。
それを口にしている時より、あとになって、美味しさが。
あ、美味しかったんだ、と。
過去から知らされることが、わたしにはたくさんある。
未来は知らないから、過去から知らされるしかないのだけれど。
それだけの話。