瞑想に多く時間を費やすようになってから、よく眠れるようになった。
夜中に目覚めることは変わらないが、時計を見ない。
それから、過去のこと(想い出)に捉われないようになった。
捉われる時も変わらずある、だがその時間が短くなった。
「それは今じゃない」
と、「今」に意識を取り戻すことに慣れてきたようだ。
夜中に目覚めたり、眠ろうとする最初の夜、「死にてえな」が連日続いていたが。
布団の中で横たわりながら、呼吸を見つめる。
すると、呼吸に意識が行く。これが今なんだ、と思う。
じっと呼吸を見つめているうちに、いつのまにか眠っている、そんな感じだ。
そして朝になる。
障子戸が白くなっている。
またしばらく寝床で呼吸を見つめ… それから起床し動き出す。
身体が、呼吸を見つめることに慣れてきたんだと思う。
先のことを考える時も同様だ。不安や楽しみ。
「それは今じゃない」…