頻尿ついでに、現実の、だから身体、そこから成り立つ生活面の話をしよう。要するに、困っている話だ。困り事だから、真剣に向かえる、書けるというものだ。はたして、ほんとうに困っているのかという前提はこの際、置いておこう。おそらく、将来的に困るだろう要素が、現在にあるということだ。
タバコである。これが実に悩ましい。高いのだ、つまり。
ばかばかしいほど高い。アイコスを吸うようになってから、出費が恐ろしくなった。何しろ14パフしか吸えないから、あっというまに吸い殻と化す。一週間も持たない勢いで1カートンがなくなる。
これはあまりにもあまりなことなので、紙タバコも吸うことになる。そして出費も二倍となる。
解決策は、至極簡単である。吸わなければいい。全く、ただの、それだけの話だ。これ以外に、何があろう?
ところが、しかし、どうにも、吸いたいのだ。これはほんとうに、習慣以外の何ものでもない。タバコを吸わないでどうするんだというほどに。
どうもしなければいい。でも、しないではいられない。
「しないではいられない」ことを、やめればいい。それで、この私にとっての悩み、このままではきっとよくないという不安、心配事は一つ、完全に霧消するに違いないのだ。
ほんとうに困ってはいないのだろう、とは思う。だが、困っていないこともないことも、確かなのだ。
困ってる? 違うな。「このまま」であることが不安なのだ。
困ることと、不安であることは、どうも違うようだ。
不安である自分自身の対処に困っている。これが正確であるようだ。
しかし… やはりこの場合、単純な話だ。タバコを吸わなければいい、または本数を減らせばいい。それで済む。ほんとに、それで済む。
でも吸いたくなる。いや、これはまったく私の問題で、…文に書いて何か決定的な糸口、問題突破のきっかけをつかもうとしたが、これはどうにもならなそうだ。
いや、もう答は、あまりに簡単に出すぎている。
吸わない。これだけでいいのだ。たったこれだけで。
しかし…。