「悩みを持たない人間は本を読まない」。昔々に見聞きした言葉。
そんなこたぁないだろう、と思う今日この頃。
確かに、生きるとは? 人生って何だ、 みたいな壁のようなもの、それに向かう時、本は自分にずいぶん役に立った──役に立った?
役に立つ、それはまるで良いことみたいだ。でも、そんなもんじゃないだろう…
昨日から、どうでもいいことに悩む時間がある。悩むということは、きっとそれがどうでもよくないことだからだ。どうでもよくないことだから「悩む」のだ。
何かと比べて、「どうでもいい」「どうでもよくない」としている。
これに比べれば、これはどうでもいい、と。
昨日の自分の場合、参加しているブログのカテゴリー、これについて悩む時間があった。
今、こんなことを書いていても、読者にはどうでもいいことだろう、と、また「どうでもいい」が顔を出す。
でも、ほんとにジャンル、カテゴリーの区分けが難しい。というより、「無い」。こんなにいっぱい、いろんな分類、立て札が立っているのに、「ここが自分の所属場所」と本当に思える、しっくりする場所が無い。
分別すれば、「日記」になる。さらにそのジャンルの中に、いろんなサブカテゴリーが。その中で唯一当てはまるのは「日々のできごと」と思えたが、出来事ばかりを書いているわけでもない。
考えること、これも自分にとっての「体験」であり、むしろこの「考える」ことから、個人の生き方、すなわち人生と呼ばれるもの、その歩み方が決せられると言ってもいい。
ジャンルの住み分けとして「日々のできごと」は違わないけれど、「頭の中」、「ものの見方」「考え方」といったジャンルが欲しい。ハッシュタグでなく、一つの確固たるジャンルとして。
もし、今参加しているブログ村やらランキングやらから脱退したら、と考える。まわりのことを考えず、他の人はどんなことを書いているんだろう、と気にもならず、自分の書きたいことだけに没頭、あのキルケゴールのようにノメリ込む、あんな姿勢で書けるだろうか。
ほんとに誰にも読まれなくなって、淋しくなるだろうか。